created_at
updated_at
tags
toc

1Password と遺言保管制度を用いたデジタル終活

Intro

筆者のように、インターネット上での生活が長く、かつエンジニアとして生きてきた人間には、一般の人には伝わりにくいデジタルの遺品が多く存在する。

仮に自分が死んだ場合に、これらをどのように遺族に処分してもらうかは、なかなか難しい問題だ。筆者はこの「デジタル終活」をどうするかを、長いこと模索してきた。

今回は、「1Password」と法務局が行う「自筆証書遺言保管制度」を用いた方法を思いついたため、検証を試みる。

注意

  • 筆者はエンジニアであり、法律の専門家ではない。
  • 本方式は、法的に有効な遺言の作成については範囲外である。
  • 本方式の目的は、「遺族の負担を減らす」ことである。
  • ここで「デジタル 遺品」とは以下のようなものを指す。
    • 自分が使ってきたメールアドレスや SNS のアカウント
    • 取得しているドメイン
    • 登録しているサブスク
    • 管理しているコミュニティや OSS
    • etc.
  • 以下のような「デジタル 資産」の相続の話は範囲外である。
    • 暗号通貨
    • NFT
    • サービスに貯まったポイント
    • etc.

デジタル終活

エンジニア界隈の知り合いの死に直面すると、その遺族がデジタル/インターネット関係の後処理で困っている場面に遭遇する。

そもそも、インターネット上での交友関係を遺族は把握していないため、連絡方法どころか実態がわからない。代わりに自分のような知人がネット上に報告することも可能だが、もちろん遺族の意向が優先する。遺族がそうした報告を選ばなければ、同じ職場でもない限り、その人は特に何も告知なくネット上から消える形になる。

持っているブログも、ドメインやクラウドの支払いが止まれば消えるだろう。GitHub 上のリポジトリも、特に何もしなければそのままリリースが止まる。メンテナへの移譲などもされない。

開催している勉強会は急に終わり、コミュニティのメンバーにはそれが知らされず、単に連絡が取れない人となる。予定していたカンファレンスは宙に浮き、スポンサーから資金を集めていたりすれば、かなり面倒なことになる。メールや SNS に来る問い合わせもすべて未読無視になり、困る人もいるだろう。

あらゆるサブスクの支払いは、カードとともに止まるだろうが、それによって何が起こるかは遺族にはわからない。部屋に積まれた大量のデバイスも、どう処分していいのかわからない。

そんな状況になる。

筆者が考えるデジタル終活の目的は「自分が死んだことにより迷惑をかける人」を極力減らすことだ。

特に、本名や顔すら知らずとも、緩いながら確かな繋がりのあったコミュニティのメンバーなどには、「死んだ」という事実が伝わるだけでも、かなりの問題が解決する。

自分が握ってしまったままではマズイ何かも、自然消滅させるより、誰かに適切に移譲できるならその方が良いだろう。

動画サイトや AI のように、すぐに止めてしまっていいサブスクもあれば、ドメインやメールのように、しばらくは残した方が良いサブスクもある。

しかしそれは、遺族にはわからない。

何があるのか、どう処分すればいいのか、連絡すべき人/頼れる人が誰なのか、などを残せば、「よくわからないもの」を大量に残されてしまった遺族にとっても、よっぽど後始末が楽になる。

インターネット上に大量の「遺族にとってよくわからないもの」を抱えてしまっている自覚のある、特に筆者のようなエンジニア系の人種は、その処分にもできるだけ責任を持てると良いだろう。

デジタルエンディングノート

ここでまず重要になるのは「エンディングノート」だ。

エンディングノートは、遺言とは異なり、法的な効力を持たせる目的のものではない。一般的には、遺族に対するメッセージや、後始末の意思を表明したりする。

前回は、親に書いてもらうエンディングノートの話をしたが、今回は自分だ。そして、フォーカスはデジタル遺品となる。

デジタル遺品の場合、残された遺族に対して、自分がデジタル上に何を持っており、それをどう処分してほしいのかを伝えるための「最後のお願い」を書くことになる。

ここでいう「デジタル遺品」は、相続対象になる暗号通貨や NFT のような「デジタル資産」の話ではない。そうしたものは、相応の相続が必要になる。ここで言っているのは、自分の部屋にある大量の日記やスケブ、人には見せられないハードディスクをどう処分してほしいか、のデジタル版のようなものだ。日記なら簡単に捨てられるが、デジタル遺品は把握すら難しい。

本来のエンディングノートは、物理ノートとして市販もされている。しかし、デジタル遺品は物理ノートに書き起こすのは困難なため、それもデジタルになる。

例えば、Notion に目録を作り、それぞれの処分方法を書くこともできるかもしれない。

しかし、例えば SNS を消して欲しいとなれば、その SNS のアカウント情報が必要になり、パスワードを含めすべて書いた上で、遺族に共有しておくことになるだろう。

この方法には問題が 2 つある。

  • アカウント問題
    • Passkey になると、パスワードのようにノートに書くことができない。
    • TOTP があるとノートでは共有できない。
    • サービス側でアカウント情報(メアド、パスワード etc)を更新した際、確実に同期する必要がある。
  • 共有タイミング
    • 事前に遺族などに共有しておく必要がある
    • 「死んだら共有はしたいが、生きているうちは共有したくない」ができない

この 2 つの問題を解決する方法として、タイトルの手法を用いていく。

1Password でのエンディングノート

エンディングノートが必要になるのが、明日なのか 30 年後なのかは不明だ。その日までずっと、ノートとアカウントの情報を同期し続けるのは現実的ではない。

であれば「ノートにアカウントを書く」のではなく、「アカウントにノートを書く」方が現実的で確実だろう。

筆者は、すべてのアカウントを 1Password に集約している。パスワードはもちろん、TOTP も Passkey も 1Password にあるため、1Password にさえログインできればすべてのアカウントにアクセスすることができる。

さらに、1Password の各アイテムにはノートが書けるし、任意のテキスト/PDF/画像なども保存できる。

これを利用して 1Password にエンディングノートを書けば、確実に最新のアカウント情報に紐づけて、必要な処分方法を指定できるだろう。

アイテムへのエンディングノート

具体的には、まず Secure Note でエンディングノートを作成し、そこに全体像を書く。

Secure Note にエンディングノートの全体像を書く

個々のアカウントについての指示は、アイテム内の note 欄にエンディングノートを書く。

消してほしいアカウント

自分の訃報を SNS に投稿してほしいといった場合、SNS のアカウントを共有すると DM なども見えてしまう。これは別途 API を使って自動投稿する仕組みを用意し、その発火方法などをノートに残せると良い。ここは後々整備していく。

処分するアイテムが多いと、遺族にとっても負荷だろう。そこでアイテムの Tag 機能を使って、優先的にやってほしいものは #critical を指定することにした。

引き継ぎ用アカウントの作成

あとは、この 1Password を、自分が死んだときに遺族に渡すことができれば良い。かといって、自分が使っていた 1Password アカウントをまるごと渡すのは、なかなか問題がある。

そこで筆者は、すでに入っているファミリーアカウントの中に、引き継ぎ用のアカウントを作ることにした。そのアカウントとだけ共有する Vault を作り、Ending Note 対象のアイテムだけを Share しておく。

引き継ぎ用アカウントを作成し、そこだけに Share する

あとは、その「引き継ぎ用アカウントのクレデンシャル」を、自分が死んだタイミングで遺族に伝えることができればよい。

それをどうやるかが、一番の問題だった。

「死」をトリガーに発火する API

本当は、自分が死んだときに 1Password の特定の Vault を、Family Plan の他のメンバーにシェアするような機能があれば、それで問題は解決する。しかし、そのような機能は無い。そもそも日本法人がないため、1Password が国内で「死」をトリガーにしたオペレーションに対応できるとも思えない。

そうなると、エンジニアの発想で言えば「自分が死んだときに、それをトリガーに発火する API」が欲しくなる。

実は、そういった趣旨のデジタル終活サービスは探せばいくつかある。しかし、定期的に届く PING メールへの、返信が途絶えることをトリガーにするようなものが多い。つまり、一時的な怪我や病気によって誤発動する偽陰性がある。また、導入事例も少なく「本当に発火するか」「攻撃されて漏洩しないか」、なにより「自分が死んだときにサ終していないか」といった懸念が絶えない。その上に月額課金で、長期スパンで考えるとコストも無視できず、導入は難しい。

他にも、Google は一定期間ログインしなければ、アカウントを引き継げる機能がある。

Google のアカウント無効化ツール

しかし、トリガーの最短は 3 ヶ月だ。こうした処分で大事なのは死後の初動で、3 ヶ月経って落ち着いた頃に、面倒が降って来ても迷惑でしかない。

偽陽性(生きてたと思ったら死んでた)も偽陰性(死んだと思ったら生きてた)もなく、死んだときに「即座に一度だけ確実に発火」し、セキュリティ的にも安心できて、なによりその時点で「サ終していないこと」が保証されたサービス。できればコストも抑えたい。

弁護士など以外、なかなか良い手段がなさそうだと思い、諦めていたコロナ前だったが、まさしくこの用途に合う制度が 2020 年から始まっていた。

それが 自筆証書遺言書保管制度 だ。

遺言保管制度

この制度は、その名の通り作成した遺言を、国が保管してくれる制度だ。

自筆証書遺言書保管制度

自分が死んだら、法定相続人などに対して遺言が存在することを通知してくれる。この国において、もっとも確実かつ正確に自身の死をトリガーし、遺言書というメッセージをデリバリーしてくれる API と見なすことができる。

つまり、この制度を用いれば「遺言に 1Password のクレデンシャルを残す」ことで、引き継ぎ用 1Password にログインでき、中のエンディングノートを遺族に引き継ぐことができそうだ。

遺言のフォーマットにはいくつかルールがあり、大きな点は「自筆によるもの」という制限だ。しかし、「目録」については印刷したものでも添付できる。そこで、以下のような遺言書を作成することにした。

  1. 普通に遺言書を作る
  2. 付言事項でエンディングノートの存在を告知する
  3. 目録に Recovery Kit を含める

まず、この制度はあくまで遺言を残すためのものなので、遺言書を作成する。この制度の担当は遺言の内容に助言はしてくれないため、必要があれば弁護士に相談する必要がある。筆者は現時点で特筆すべき遺言はないため、通常プロセスに副作用が少ない「法律に則ってほしい」という趣旨にした。遺言セクションは、ライフステージに合わせて内容を更新し、その都度自筆で提出し直しながら、更新していくことになるだろう。

次に、エンディングノートだが、単純に存在について告知したいだけなので、遺言書内の「付言事項」として遺族に伝えることにした。

最後に、肝心の 1Password のアカウントだが、基本的には以下の情報があれば入ることができる。

  1. URL (${username}.1password.com)
  2. Email
  3. Secret Key
  4. Master Password

これらを自筆で書いても良いが、判読にミスがあると面倒なので、やはり印刷したい。そこで、別紙目録として 1Password の Recovery Kit を添付し、そこに署名/捺印する。

ちなみに、この内容は担当者にも見られるため、Master Password については直接書き込まず、遺族にだけ伝わる形で書き込むことにした。

その他、指定された細かい仕様を満たす、以下のような設計を Figma で作成した。

Figma で作った遺言の設計書

あとは、青い部分を自筆で書き起こし、署名押印して法務局に提出すると、物理原本+画像バックアップで永久保存してくれる。しかも、手数料は最初の 3900 円払いきりだ。

遺言にはエンディングノートへの参照だけある状態なので、遺言の更新を必要とせず、エンディングノートの中身は 1Password でいつでも自由に更新し、常に最新のものが引き継がれる。

自分が死んだら相続人に通知が行き、そこで初めて遺族はこの遺言書を見ることになる。遺言と同時に、引き継ぎ用 1Password の引き継ぎ用アカウントが伝わり、ログインしてもらえれば、日頃メンテして Share しておいたエンディングノートが伝わり、後始末を行なってもらえるという想定だ。

一応、遺族以外にも通知先を指定できる。しかし、通知を受けても遺言の閲覧は関係相続人でないとできないため、生前に「自分が死んだらハードディスクを破壊してくれ」等の同盟を結んでいる人に遺言の閲覧権限を与えるには、何かを相続する必要などがありそうだ。そのあたりまで行くと、専門的な知識を要すると思うため、派生の方式は後続に託す。

1Password のアカウントバックアップ

この方式には、うれしい副作用がある。

筆者は、デジタル終活とは別に「ある日すべてを失っても 1Password に入れるか?」という防災訓練にも取り組んできた。

今回預けた遺言は、手続きをすればいつでも閲覧できる。

つまり、仮に震災などに被災し、あらゆる持ち物が全て流されても、どこかで「自分が自分であること」を証明でき、被災証明、マイナンバー、住民票などの身分証再発行までこぎつければ、遺言を閲覧できるのだ。

その遺言でログインできる引き継ぎ用 1Password のアカウントに、自分の本アカウントの Secret Key だけを入れておけば、記憶した Master Password と合わせて本アカウントのリカバリが可能となる。

つまり、国がディザスタリカバリをしてくれる、アカウントバックアップの手段としても期待できるのだ。しかも払い切りだ。これだけでも筆者にとっては、価値がある。

実際に登録する

作成した遺言は、法務局に保管申請する。

最寄りの保管受付をしている場所に事前に予約を取り、訪問する必要がある。今回は東京法務局にて実施した。

東京法務局

申請

事前に予約が必要で、当日のプロセスは以下のようなものだ。

  • 書類形式のチェック
  • 保管受理
  • 印紙納入
  • 証明書発行

肝心な「遺言」については、やはり今回は普段と違う内容だったため、多少職員間の相談があったようだ。しかし、基本的には「遺言の内容には関与しない」という方針であり、フォーマットを満たしているため、無事に受理していただいた。

遺言部分には、「法的効力」や「争い」の問題がつきものだ。しかし、法的効力で争うのは、遺言が遺族に届いた後の話なので、最低でもエンディングノートの存在を伝えることは可能だ。この制度は内容に関与しないため、無効だから届かないということはない。

今回の範囲では問題ないが、法的効力の方を気にする場合は、何度も言うように事前に弁護士に相談すべきだ。

目録の翻訳

唯一、目録については「英語で作ったら英訳を用意する」というルールがあることを指摘された。そのルールはサイトで調べて認識していたが、英語で作ったつもりはなかったため用意していなかった。

しかし、リカバリーキットに英単語が出てきているため、念のため翻訳を作ってほしいと言われ、その場でコピーを取り「1Password」の上に「ワンパスワード」とボールペンで書き込むような作業を、全単語について行った。

翻訳といってもカタカナにするしかないため、フリガナを振ったものを作成した形だ。なお、この翻訳は「遺言」本文ではなく「申請書」の一部という扱いらしく、遺言のページ数などを変える必要はなかった。目録が小さいためすぐ終わったが、量が多い人は事前に作って持っていくことを勧める。

通知後

これで、筆者の死亡届が受理されたら、2~4 週間程度で遺族にこの遺言が存在する旨の通知が届くことになる。

通知を受け取った遺族は、以下に従って法務局に申請を出すと、今回保管した遺言そのもののコピーが郵送で受け取れる。

確実に届けるためには、受け取るべき人が引っ越した場合に、通知先の住所を更新する申請を忘れないようにしなければならない。

自分が引っ越した場合も申請が必要なので、家族が一緒に住んでいれば自分の申請で同時に更新できる。

通知したい遺族が別の住所の場合は、注意が必要だ。

保管完了

プロセスは割と流れ作業だったため、言われるがままに進んだが、最後の保管証明書発行のときに、軽く職員の方と話すことができた。今回の「デジタル終活」への制度の応用について話をしてみたところ、一定の理解をしてもらえた。特に「そもそも、このあたりの制度に紙文化が残っているのも難しいところ」という課題を感じているようで、まさしくそこが面倒だったため深く同意した。

ブログでの公開について触れたところ、そもそもこの制度はまだ始まったばかりで、興味のある知り合いがいたらぜひ紹介してあげてほしいと言われたので、このエントリをもって紹介とさせていただく。

また、今回受理されたのは現行の制度解釈の範囲に合致したからであり、今後制度の内容や要件も変わっていく可能性はある。つまり、今回の試行の再現性がいつまであるかはわからない。正直、内容に関与しないということは、同じ方法でなんでも預けることができてしまう気はしている。しかし、そのような Abuse によって制度が破綻すると困るため、今回は極力「遺言」の形を尊重することにした。遺言セクションに書くことも、今後色々整理して、更新していくつもりだ。

本試行は、いわゆるハックの側面が強いが、「デジタル終活」の問題は、現代人において普遍的であると考えるため、この問題とより親和性の高い制度になると個人的には嬉しく思う。

家族へ

エンディングノートに書いた URL から、このブログにたどり着き、ここまで読んでいるということは、恐らく私は死んだのでしょう。

ブログをやっていることは、なんとなく知っているかもしれないけど、読むのは初めてだと思います。

突然「遺言を書く」などと言い出すと不安にさせると思うし、今回やろうとしていることの意図は、なかなか説明が難しいため、遺言について事前には説明しませんでした。自分が後に死ぬ立場であれば、見せないで済むだろうし。

数年前、家族会議で突然「1Password を使ってほしい」と言い出しても、受け入れて使ってもらえたおかげで、この方法が取れました。

ここに辿り着いたということは、1Password に入れたということなので、諸々が想定通り動いたのでしょう。

急に届いた遺言で、何かと思って開けてみたら、ただの後始末のお願いだったことはガッカリだと思います。

しかし、色々と残してしまい、そのままでは心苦しいものもあるので、#critical タグがついているものだけでも、できる範囲でやってもらえると助かります。

もし難しかったり、そんな気分になれなかったら、最悪無視してもいいです。一応、中に信頼できるエンジニアのリストを入れておいたので、連絡してみてください。たぶん、このエントリを読んで、手を貸してくれるんじゃないかと思います。

他に、特に大したものを残せてなかったらごめんなさい。

今までありがとう。

Outro

このプロトコルがうまくいっているか、検証する手段は筆者にはない。もし、筆者の死を個人的に知る立場で、同時に、ネット上のどこかに何かしらのシグナルが上がっていることを観測したら、そこで初めてワークしたことがわかるだろう。筆者にはわからないが。

また、もしこのエントリのリンクとともに、筆者の遺族から連絡を受けた人がいたら、それは筆者が「遺族だけでは処分が難しいだろう」と思ったアイテムに、あなたを見込んで勝手に名前をリストしたものだと思う。本当に勝手だが、是非手を貸して頂けるとありがたい。

ここまでの一連の試行は、社会実験というほどの大義名分もなく、筆者の趣味の延長だ。デジタル終活はなかなか難しい問題で、筆者はなんとかここまでこぎつけた。しかし、もっと良い手段もきっとあるだろう。これをきっかけに、よりよい手段が共有されたり、有識者による本方式の改善手段が開発される礎などになれば、筆者としては嬉しい限りだ。

最後に、念のため言っておくが、直近で死ぬ予定はない。